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「goo」のサービスをSNS化する「gooホーム」


 NTTコミュニケーションズとNTTレゾナントは11日、「goo」の各種サービスと連携するSNS「gooホーム」、およびソーシャルブックマークサービス「gooブックマーク」を開始した。利用は無料。goo IDの登録が必要となる。


gooホームの“友達”を各サービスに反映

gooホーム
 gooホームは、goo IDを取得していれば誰でも利用できる登録制のSNS。プロフィールやコミュニティ機能、友達検索・登録、ユーザー同士でのメッセージ送受信などが可能だ。

 ログイン後のトップページ「マイホーム」で、登録した友達のブログ最新記事、参加コミュニティ投稿記事、投稿写真一覧などを確認できる。また、「gooニュース」「goo天気」「gooテレビ番組ナビ」などの各種情報のほか、任意にRSSフィードを登録できる。

 友達機能では、好みに応じて最大10グループまで分類でき、どこまでの交友範囲に自分のブログ記事やプロフィール情報を公開するかを設定できる。また、気になったユーザーを「注目の人」として登録することが可能。注目の人のブログ記事もマイホームで確認できる。

 gooブログを利用している場合は、記事を分類するカテゴリー編集で「gooホーム設定」を適用することにより、記事の公開範囲を指定できる。登録している友達全員に公開したり、友達のグループ設定に応じて公開することも可能だ。gooホームの友達のみに公開された記事は、ブログにその旨が掲載される。

 gooブックマークでは、お気に入りのサイトにキーワードを付けて保存できる。同じURLを保存したユーザー数や、星印による評価を表示するほか、Internet Explorer 7やFirefox 2に対応したブックマークレットなども用意する。また、gooホームと連携しており、ブックマークされたサイトについての意見・感想を投稿できたり、gooホームの友達関係をマイブックマークページに表示する。


gooブログのカテゴリー編集ページ gooブックマークのマイブックマークページ

gooの強みを生かしてユーザー拡大、2年後に300万人

NTTレゾナントの大町雄一取締役
 NTTレゾナントの大町雄一取締役(ポータル事業本部事業推進部長)は、「gooブログのユーザーから、記事を友達だけに公開したいとの要望が多かった」と企画の発端を説明。このタイミングでSNSを開始した理由については、「goo IDがベースになっているため、既存のシステムに手を加える必要があったから」と述べた。

 また、ポータル事業本部メディア事業部サービス部門の上床昭人担当課長は、gooホームおよびgooブックマークの機能について説明。「サービス連携の多さが特徴。今まで使っていたサービスを継続して、さらに友達関係を構築できる」とアピールした。また、「gooブックマークでは、キーワードを階層表示することで絞り込み、目的のサイトを探しやすくする点を工夫した」と話す。

 今後は、gooホームユーザーのブログ訪問履歴がわかる「あしあとサービス(仮)」をブログパーツとして12月から提供する予定。gooブログ以外でも利用できるため、「gooホームのサービスを外部でも使ってもらいたい」(上床氏)とした。このほか、NTTコミュニケーションズグループのISPに対応するgooホーム「OCN版」「ぷらら版」や、携帯電話から利用できる「モバイル版」を提供する予定。第4四半期から2008年春にかけて開始するという。

 NTTコミュニケーションズおよびNTTレゾナントでは、gooの既存ユーザーやグループの強みを生かし、「今年度中に100万、2年後に300万ユーザーを目指す」とした。主な収益は広告モデルとなり、バナー掲載だけでなく、検索連動型広告や行動ターゲティング広告も検討する。


gooホームの特徴 今後の予定

関連情報

URL
  gooホーム
  http://home.goo.ne.jp/
  ニュースリリース
  http://help.goo.ne.jp/info/detail/1022/

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( 野津 誠 )
2007/10/11 18:44

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