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SNS活性化には早期の招待制移行がポイント、So-net調査


 ソネットエンタテインメント(So-net)は19日、SNS作成サービス「So-net SNS」(β版)において、アクティブに稼動する約1,500のSNSを抽出し、SNSの成長傾向を分析した。それによると、SNS開設から早期に招待制に移行することでフレンド数が増加し、SNSへログインする動機が明確となり、アクティブユーザー数の拡大につながることがわかったという。

 調査は6月から9月にかけて、約18,000の開設SNSの中から、ユーザー数が7人以上で、開設から60日以上生存しているSNSを約1,500抽出。これらのSNSの特徴を、「開幕ダッシュ型(反比例)」「開幕ダッシュ型(比例)」「スロースターター型」「高成長型」として分類した。

 最も多かったのは、「開幕ダッシュ型(反比例)」で全体の47%と半数近くを占めた。初速のユーザー数とアクティブユーザー数が平行して急激に伸びて行くものの、ユーザー数の伸びの鈍化とともに、アクティブユーザー数も下落傾向に転じるのが特徴という。

 次いで多かったのは、「スロースターター型」で28%。特徴としては、開設当初からユーザー数の増加率が緩やかに伸び、アクティブユーザー数も比例して緩やかに増えることが挙げられる。極端なユーザー数の増減はないものの、堅実に推移するという。なお、「開幕ダッシュ型(反比例)」と「スロースターター型」は、共通して開設期はオープン制で開始、一定のユーザー数を確保したところで招待制に移行するケースが多いとしている。

 「開幕ダッシュ型(比例タイプ)」は17%。開設当初から招待制で初め、初速のユーザー数とアクティブユーザー数の動きは反比例タイプと同様に推移するものの、反転してからの下落は非常に小幅に収まるのが特徴。その後は、ユーザー数とアクティブユーザー数がほぼ比例しながら推移するという。

 最も少なかったのは「高成長型」で3%。ユーザー数、アクティブユーザー数ともに平行して急激に伸び続け、ユーザー数の伸びが緩やかになってもアクティブユーザー数との乖離が起きないことが特徴という。また、最初はオープン制で開始し、すぐに招待制に移行するケースが多く、ユーザー数、アクティブユーザー数ともに増加が一時的に鈍るものの、盛り上がりとともに加速度的に成長するとしている。

 SNSを活性化させるポイントとしてSo-netでは、「SNS開設時期に早い段階で招待制へ移行することで、フレンド数が増加する」と指摘。また、フレンド数が増加すると、日記を書いたり、コミュニティに参加する動機が確立し、マイフレンドの状況を知るためにSNSへログインする動機も明確になるとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.so-net.ne.jp/corporation/release/2007/pub071019.pdf


( 増田 覚 )
2007/10/19 20:05

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