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MSがセキュリティ啓発冊子を改訂、「集金担当者」の表現に配慮不足


 マイクロソフトは22日、セキュリティ啓発用に配布している冊子とポスター「パソコンを安心して使うために。」を改訂した。フィッシングの説明に用いられていた表現が配慮不足だったとして、該当部分を改訂したという。

 冊子は「オオカミと5匹のこぶた」というタイトル。オオカミとこぶたのキャラクターを用いながら、ウイルス対策やスパイウェア対策、フィッシング対策、ファイアウォール、Windows Updateについて、現実の世界の空き巣やのぞき、ストーカー、シロアリ、詐欺師をモチーフにして説明している。ポスターも同様の内容のものを用意しており、9月からマイクロソフトのサイトでPDFファイルをダウンロード配布していた。

 旧バージョンでは、フィッシング対策の説明において、オオカミが特定業種の集金担当者に変装する表現があったという。マイクロソフトでは、「犯罪者が信頼できる身近な存在をかたる可能性を伝えるため」この表現を使ったと説明しているが、関係者に不快感を与える結果となり、配慮不足だったとして謝罪している。また、すでに旧バージョンをダウンロードしているユーザーに対しては、新バージョンを利用するよう求めている。


関連情報

URL
  パソコンを安心して使うために。
  http://www.microsoft.com/japan/security/sec2007.mspx

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( 永沢 茂 )
2007/10/23 19:56

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