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「DTIはユビキタスプロバイダで再始動」11月から新プラン投入


DTIの新ロゴマーク
 ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)は、同社が運営するISP「DTI」のインターネット接続サービスにおいて、新たなサービスプランを11月より順次開始する。本日開催された戦略説明会では、新ロゴマークとともに「ユビキタスプロバイダ」として再始動することが発表され、さまざまな機器から利用できるサービスを提供する考えが示された。25日にはドメイン名を従来の「 @dti.ne.jp 」から「 @dream.jp 」に変更する。


シンプルプランで料金も業界最安値、あらゆる機器でDTIサービスを使えるプランも

DTIおよび同社親会社であるフリービットの代表取締役社長を務める石田宏樹氏

ユビキタスサービスの窓口となるポータルサイト「Dream HUB」を25日に開設する
 FTTHでは、Bフレッツ対応プランの月額料金が集合住宅向け3,129円〜、戸建て住宅向け6,248円〜。当面はBフレッツ対応プランを展開するが、ひかりone対応プランも検討する。ADSLでは、フレッツ・ADSL対応プランの月額料金が1,785円、ホールセール型プランは現在提供中のイー・アクセスまたはアッカの1社に絞り込む。イー・モバイルのHSDPAによる高速データ通信のMVNOサービスも提供するが、価格は調整中としている。

 また、インターネット接続サービスが付属しない「ユビキタスプラン」を月額210円で提供する。ただし、既存会員は無料。同プランでは、あらゆる機器で使えるというメールサービス、ソフトウェアをインストールするだけでVPNを構築できるサービスなどを提供するほか、これらのサービスの窓口となるポータルサイト「Dream HUB」を25日に開設。DTIのトップページについても、Dream HUBに変更する。

 DTIおよび同社親会社であるフリービットの代表取締役社長を務める石田宏樹氏は、従来のDTIのプランを「複雑すぎてユーザーは選択できない」と指摘。DTIでは今後「シンプルプラン」を掲げ、これまで20以上あったプランを、ADSLとFTTHが各2プラン、MVNOサービスが1プランと合計5種類に絞る。料金も「『接続』は業界最安値水準、『接続+ユビキタスプラン』でも大手ISPグループ最安値水準」を実現する。今後は数万人規模の会員を有する独立系ISPを買収して早期に100万ユーザー獲得を達成し、「ユビキタスプロバイダ」へ成長を遂げる考えを示した。

 Dream HUBについては、「あらゆる機器を徹底してユビキタスにひも付ける」と力説。Appleのスティーブ・ジョブズ氏が2001年、デジタルカメラや携帯音楽プレーヤーなどさまざまなデバイスを結ぶPCのことを“デジタルハブ”と定義したことになぞらえ、DTIではデジタルハブをネットワーク空間に拡張する「ユビキタスハブ」構想を実現すると述べた。


iPod touchやWiiからもアクセスできるWebメール

MyMail

MySearch
 「シンプルかつ簡単にユビキタスサービスを実感してもらえる」をモットーに開発したというDream HUBのトップページは、「MyMail」「U+link」「Hotline」「MySearch」「MyStorage」という5つの機能を示すアイコンと、検索ボックスのみが表示されるシンプルなデザインとなっている。これらの機能は、フリービットが開発した「コアコンポーネントAPI」と、GoogleやYahoo!などが公開するAPIを組み合わせて開発されている。

 MyMailは、Ajax技術を用いたWebメールシステム。PCや携帯電話、iPod touch、Wiiなどさまざまな機器からDTIのメールにアクセスできる。スパムフィルタやウイルスフィルタを実装するほか、本文を自動解析して住所情報を抽出し、Googleマップへ誘導する機能などを備える。アクセスする機器ごとにユーザーインターフェイスが最適化されるのも特徴だ。

 U+linkは、ソフトウェアをインストールすることで、3クライアントまで接続可能なVPNを構築できる。ネットワーク環境に依存せず、自宅PCと友人のPCや、PCにつながった周辺機器を同一LAN上にあるのと同様に共有できる。

 HotLineは、Webサイト上のボタンを1クリックするだけでIP電話を利用できる「Click to Live」技術によって、マイクが付いている機器から直接DTIのコールセンターに無料で問い合わせが可能。コールセンター側で電話のプッシュボタンを押すことで、ユーザーの機器上にサポートページを表示できる。今後は、遠隔からユーザーの機器を操作する機能を実装するとしている。

 MySearchは、リンク先ページを自動的にキャプチャしてサムネール画像を表示する「Sense to Live」技術によって、Yahoo! Search APIで取得された検索結果から、サムネール画像を取得して表示する。これにより、フィッシングサイトやウイルス対策につながるとしている。なお、同機能はMyMailにも実装されている。

 MyStorageは、認証付きJavaアプレット技術によって、あらゆる機器に搭載されたWebブラウザからDTIのデータセンターで管理されているセンターストレージにアクセスできる。

 このほか、フリービットのVPN技術「Emotion Link」をベースに、マッシュアップ型の分散化コンピューティングを実現するプラットフォーム「Emoiton Link Semantiq Node API」についても、Dream HUBに組み込んで新たなサービスを提供するという。

 石田氏によればSemantiq Node APIは、「インターネット上のサービスだけでなく、ローカルのPCや家電のリソースをマッシュアップに参加させることが可能」。具体的には、Google Desktop Search APIを活用して、Dream HUBから自宅や職場のPCをデスクトップ検索したり、ファイルにアクセスできるという。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.dti.co.jp/release/071024.html

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「DTIは“ユビキタスハブ”になる」フリービット石田社長が戦略語る(2007/09/07)


( 増田 覚 )
2007/10/24 20:20

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