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Google Earthに雲の画像を表示するレイヤーが追加された
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米Googleは8日、Google Earthに天気に関する情報を表示する新たなレイヤーを追加したと発表した。このレイヤーはGoogle Earth 4.2以上の最新バージョンから利用でき、日本語モードでも表示できる。
このレイヤーは、Google Earthの左欄のレイヤー画面に「Weather」と表記されている。この中には、「Clouds」「Radar」「Conditions and Forecasts」「Information」の4項目がある。
「Clouds」レイヤーでは、雲の画像がGoogle Earth上に描画される。雲の中にズームインしていくと段々と雲が薄くなり、雲の下にある地形が見えるように表示されていく。この雲の画像情報は、米海軍のNaval Research Laboratory in Montereyが作成しており、だいたい2~3時間前の雲の画像が描かれているという。この画像はできるだけ正確かつ広範囲で表示されるように様々なアルゴリズムが使用されているという。この雲の画像は日本を含む世界の数多くの地域で見ることができる。
「Radar」レイヤーは、ドップラーレーダーの画像を表示する。これは米国のデータのみが15分おきに提供されている。データはWeather.comが提供しており、近々プエルトリコ、アラスカ、ハワイ、欧州などに拡大していく予定だ。
「Conditions and Forecasts」レイヤーでは、世界5万近くの諸都市の最新天気と天気予報が提供される。このデータもまたWeather.comが提供している。さらに「Information」レイヤーでは、レーダー画像など、表示されているデータに関する情報がふきだしにより表示される。
このレイヤーに関連する情報として、Google Earthでは24時間の雲の動きと6時間のレーダー画像の動きを表示するKMLネットワークリンクファイルを配布している。このファイルをダウンロードすると、時系列で雲やレーダー画像のアニメーションをGoogle Earth上に表示させることができる。
これら天気に関する新レイヤーは人気を集めているようで、現在表示するのに時間がかかることがある。Google Earth開発チームではこの問題に現在対処中であるとしている。
関連情報
■URL
Google LatLong公式ブログの該当エントリー(英文)
http://google-latlong.blogspot.com/2007/11/hows-weather.html
24時間の雲の動き(kmlファイル)
http://mw1.google.com/mw-weather/base/files/static/nrl/clouds_animation.kml
6時間のレーダー画像(kmlファイル)
http://mw1.google.com/mw-weather/base/files/static/twc/radar_animation.kml
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/11/09 11:43
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