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「Internet Governance Forum」がリオデジャネイロで開幕


 「Internet Governance Forum(IGF)」が11日から、ブラジルのリオデジャネイロで開催されている。このフォーラムは、2005年にチュニジアで開催された国連の会議で設置が決まったもの。当時の総会では、米国がインターネットドメインなどの管理の責任を負うことで合意が見られ、毎年フォーラムを開催することで合意がなされた。

 2006年にギリシャのアテネで開催された第1回のフォーラムでは、米国のインターネット支配に対する不満が続出。国際的なドメイン名の管理については、十分議論をして管理のあり方を決めるべきとの意見が多く出された。その結果、今年のフォーラムの初日のセッションでは、中国、ロシア、イラン、ブラジルなど、経済的に発展が著しい国々が重要なインターネット資源に関するセッションを獲得した。おそらく、米国支配に対する批判および代案が示されるものと見られる。

 このほか、ネット犯罪、言語の多様性、人権保護、スパム、表現の自由、アクセスの低廉化なども議題される。最も重要な議題は、インターネットを次の10億人にどのようにもたらすかを検討することになるとしている。

 フォーラムは4日間開催され、各国政府や企業、市民団体などから2,000人の代表が参加する予定。

【お詫びと訂正 11月13日 11時43分】
 記事初出時、「Internet Governance Forum」の開催地をサンパウロとしていましたが、正しくはリオデジャネイロです。お詫びして訂正いたします。


関連情報

URL
  Internet Governance Forum
  http://www.intgovforum.org/

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( Gana Hiyoshi )
2007/11/12 15:36

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