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グーグル、「iGoogleガジェットコンテスト」の授賞式開催


「iGoogleガジェットコンテスト」の受賞者

グランプリを授賞した「QR Edit」。任意のテキストからQRコードを作成できる
 グーグルは16日、「iGoogleガジェットコンテスト」の授賞式を開催した。会場となったグーグルのオフィスには11人の受賞者が詰めかけ、自らのガジェットのプレゼンテーションを行なった。

 グーグルでは、Googleのトップページをカスタマイズできる「iGoogle」上で動作するガジェットについて、インプレスR&Dとの共催による開発コンテストを開催。7月24日から10月1日までに172作品の応募があった。応募作の中から、グランプリには任意のテキストからQRコードが作成できるガジェット「QR Edit」、準グランプリには様々なWebサイトの検索結果をコマンドを使って呼び出せる「StartCommand」が選ばれた。

 受賞者には記念トロフィーや記念盾のほか、グランプリ受賞者にはMacBook Pro、準グランプリ受賞者にはGoogle Earth Proの1年間使用権と3Dマウス「SpaceNavigator PE」などの賞品が贈られた。

 グランプリ受賞者のkilo氏は福岡工業大学の3年生で、普段は知能ロボットを研究しているという。開発のきっかけは、「趣味で開発しているiアプリを携帯端末に送る際、QRコード作成ソフトを立ち上げるのがわずらわしく、普段使用しているブラウザから使えるようにしたかった」。また、機能面では、「いちいち作成ボタンを押さなくても、入力したテキストがQRコードに反映されるなど、操作を少なくした点がポイント」と説明した。

 グーグルでエンジニアリングディレクターを務めるマグラス・みづ紀氏は、iGoogleガジェットコンテストについて「個人ユーザーに特化したサービスを提供するとともに、開発者が自由にアプリケーションを作れる環境を追求するという重要な試み。今回のコンテストが、多くのユーザーに使ってもらえるアプリケーションの開発につながるきっかけになれば」と語った。

 また、インプレスR&Dの井芹昌信代表取締役社長は、「もともとインターネットにはエンドツーエンドという特性があり、誰とでもコミュニケーションできることが良いところ。一方、プログラミングは近年ハードルが高くなっていたが、今回のコンテストには様々な応募が集まった。これを契機に、個人や企業、プロ、アマの分け隔てなくプログラミングが出てきてほしい」と感想を述べた。


グーグルでエンジニアリングディレクターを務めるマグラス・みづ紀氏 インプレスR&Dの井芹昌信代表取締役社長

関連情報

URL
  iGoogleガジェットコンテスト 審査結果発表
  http://igooglecon.jp/award/

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( 増田 覚 )
2007/11/16 21:31

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