広告大手のオーバーチュアの顧客情報などが、Winnyネットワーク上に流出していたことが明らかになった。オーバーチュアでは、被害の拡散を防ぐためとして、漏洩の内容などについては公表していない。
オーバーチュアでは、IPAが公表している情報漏洩対策の対応ポイント集などに基づき、二次被害防止の観点から公表を控えたと説明。毎日新聞で17日に事態が報じられたが、オーバーチュアでは漏洩の事実があることは認めたものの、詳細について公表する予定はないとしている。
今回の件では親会社のヤフーが、Winnyネットワーク上に流出しているファイルなどを調査している過程で漏洩が発見された。今回の件については、顧客に連絡することが事態を公表することと同じことになるため、公表を控えたと説明。ヤフーでも同様に、ケースバイケースであるとしながらも、事態を公表することで被害が拡散すると判断される場合については、公表を控えるケースがありうるとしている。
関連情報
■URL
オーバーチュア
http://www.overture.co.jp/
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( 三柳英樹 )
2007/11/19 18:15
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