情報処理推進機構(IPA)は26日、脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」において、脆弱性の問題点をより理解しやすくするためのバージョンアップを実施した。
今回のバージョンアップでは、脆弱性の概要欄に画像情報の掲載を可能にした。これにより今後は、IPAの「脆弱性関連情報の調査結果」に掲載していた画像情報もJVN iPediaに集約し、情報の一元化を図るとしている。
また、JVN iPediaの公開以来、使用者から寄せられた要望を中心に、いくつかの機能改善を実施した。
まず、脆弱性の深刻度評価として採用している、CVSS(共通脆弱性評価システム)による深刻度を色分けし、深刻度が一目で分かるようにした。トップページの新着情報と更新情報の違いについても、一目で分かるようにした。
さらに、脆弱性対策情報のデータベース検索の詳細検索を強化し、ベンダー名のみの検索に対応。このほか、JVN iPediaの情報をRSS形式で提供する「JVNDBRSS」では、従来の「新着/更新情報」「年別情報」に加え、新規に登録された脆弱性情報のみに特化した配信項目「新着情報」を追加した。
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画像の掲載機能について
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/200711_JVN_iPedia.html
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( 増田 覚 )
2007/11/26 15:31
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