電通消費研究センターは、「2007年の話題・注目商品」のランキングを発表した。全国の15歳以上の男女1,000人を対象に、11月2日から4日にかけてインターネット上で調査した。約150アイテムに対して、「知っている」「興味がある・あった」「流行っている・いた」と回答された数を集計した。
それによれば、話題・注目商品の1位は「ペンタッチ携帯ゲーム」(2006年は5位)。以降は2位が「新感覚リモコンTVゲーム」(同44位)、3位が「ビリーズブートキャンプ」(同圏外)、4位が「デジタルカメラ」(同圏外)、5位が「大画面薄型テレビ」(同2位)だった。インターネット関連では、13位の「動画共有サイト」(同50位)、14位の「SNS」(同17位)をはじめ、21位に「格安携帯料金プラン」、22位に「自己診断サイト」、23位に「パソコン新型OS」、24位に「オンラインゲーム」、26位に「音楽配信サービス」、27位「タッチパネル式音楽プレーヤー」などがランクインした。
なお、動画共有サイトは性別・年齢層で注目度が異なっている。男性ランキングでは、全体で6位、10代で2位、20代で2位、30代で6位と、若年層での人気が高かった。一方、女性は全体ではランク圏外だったが、10代女性で3位と突出していた。
また、「知っている」「興味がある・あった」「流行っている・いた」の項目別ランキングも発表。それぞれのトップは、「知っている」が「家族割引サービス」、「興味がある・あった」が「デジタルカメラ」、「流行っている・いた」が「ビリーズブートキャンプ」となっている。
電通消費者研究センターでは、「2007年の消費者は、消費者同士の『つながり』が広がり深まる中で、時として『はじける』ような盛り上がりを見せる現象が目に付いた」と分析。その背景には、話のネタになる商品・サービスに消費者が共振するメカニズムが働いたとしている。こうしたことから同社は、2007年から2008年の消費キーワードを「ネタ共振消費~ネタでつながり、ネタではじける」と命名した。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2007/pdf/2007076-1128.pdf
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( 増田 覚 )
2007/11/28 20:47
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