欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は11月30日、自分の生活パターンから二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を計算する携帯電話用プログラム「mobGAS」の配布を開始したと発表した。加盟国の公用語21言語で無料で配布される。
このプログラムは、欧州委員会の共同研究センターの科学者が開発したもの。料理、輸送、電灯、電化製品など、日常生活における行動パターンを入力することによって二酸化炭素やメタン、亜酸化窒素など温室効果があるとされているガスの産出量を算出する。入力された情報により、毎日、毎週、毎年の排出量が算出され、各国別および世界平均のデータと比較できる。京都議定書の目標達成度もチェック可能だ。
欧州委員会は、個人の活動が温室効果ガス削減に重要な役割を果たすと指摘。このプログラムの配布によってライフスタイルの意識の変革を加盟国民に促し、京都議定書の目標達成を図りたい考えだ。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/07/1822&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en
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( Gana Hiyoshi )
2007/12/03 13:13
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