 |
 |
記事検索 |
最新ニュース |
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
「OpenSocial」推進するGoogleの狙い、将来的には広告収益も |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
グーグルは3日、ソーシャル機能を持つアプリケーションを開発するための共通API「OpenSocial」に関する説明会を開催した。OpenSocialは11月1日に発表され、世界最大のSNSである米MySpace、日本最大のSNSであるmixiなど、世界で200社以上が賛同している。米GoogleでAPI業務を推進するクリス・シャルク氏らが、OpenSocialの狙いなどを語った。 GoogleがOpenSocialを推進する狙いについてシャルク氏は、開発者のアプリケーション開発時の障壁を下げ、Webで利用可能なアプリケーションを増やすためであると説明。収益面については、現時点では明確なプランがないとしたものの、「これまでのGoogleのサービス同様、当初は無料で提供するが、その後はオプションとして広告機能を付加することもある」として、広告による収益化も検討していると話した。 ● OpenSocialを覚えれば複数のSNSで使えるソーシャルアプリが開発できる
SNS側は、OpenSocialを採用することによって、プラットフォームの公開や開発者のサポートなどのコストを大幅に下げられる。また、OpenSocialを全面的に採用せずに“いいとこどり”が可能だ。「OpenSocialは、あくまでパートナー企業とともに開発したオープンソース。どの部分を使っていただいても構わない」（シャルク氏）。さらにSNS側は、OpenSocialで開発されたアプリケーションに対応することで、多くのユーザーを取り込めるというメリットもある。 シャルク氏によれば、現在OpenSocialに賛同しているのは、MySpace、mixi、Engage.com、hi5、Hyves、LinkedIn、Ning、orkutなどのSNSサイト以外にも、企業向けサービスを展開する企業として、データベース最大手のOracle、ブログプラットフォーム企業のSix Apart、企業活動支援SaaSサイトのSalesforce.comなど合計で200社を超えるという。 「近年、ビジネス分野でもSNSが使われている。写真共有やメッセージの送受信だけでなく、顧客管理機能などをサポートするSNSのニーズもある。活用方法はパートナー企業次第だが、来年以降はエンタープライズ分野でも興味深い動きが出てくるだろう。」（シャルク氏）
● 今後の課題は“なりすまし”防止のための認証技術
2007年5月にはSNSシェア第2位のFacebookが、Facebook内にソーシャル機能を使ったアプリケーションを開発できるAPIを公開した。シャルク氏は、Facebookについて「直接対決する意図はない」とコメント。Googleとしては、より高いレベルでWebの技術革新を行なうことが目的で、そのためにはOpenSocialとFacebookの開発者が協力できる体制も整えていきたいとした。 なお、日本におけるOpenSocialの現状としては、mixiのほか複数社が賛同を表明しているという。また、日本では携帯電話向けのSNS分野における開発者のフィードバックも重要であると指摘した。さらに「Google Code」内で公開されているAPIや関連資料を翻訳することで、より多くの開発者に賛同してもらいたいと語った。 関連情報 ■URL OpenSocial（英文） http://code.google.com/apis/opensocial/ ■関連記事 ・ GoogleとMySpace、オープンなソーシャルアプリ開発のためのAPIを公開（2007/11/02） ・ mixiも賛同を表明、SNSのWeb API共通規格「OpenSocial」（2007/11/02）
（ 増田 覚 ）
- ページの先頭へ-
|
