ダイナミックIPアドレス通知を一度にできる新サービス、米OpenDNSが発表

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ダイナミックIPアドレス通知を一度にできる新サービス、米OpenDNSが発表

　高速DNSサービス提供企業の米OpenDNSは2日、ダイナミックIPアドレスに関連する問題を解決する新しい無料サービス「DNS-O-Matic」を発表した。このサービスを使うと、ダイナミックIPアドレスが更新された場合に、複数のサービスに一度に新しいIPアドレスを通知できる。

　DNS-O-Maticで無料でアカウントを取得し、自分が利用しているOpenDNSや他のダイナミックDNSサービスなどを登録しておくと、IPアドレスが更新されるたびに登録した全てのサービスに新しいIPアドレスが通知される。そのため、各ユーザーが新たにソフトウェアをインストールしたり設定する面倒な手間が省けることになる。

　さらに重要なこととして、DNS-O-Maticのサービスを利用するための無料APIが公開された。このAPIを利用すると、ハードウエアやソフトウェア開発者が、DNS-O-Maticのサービスを自分の製品に組み込むことができる。これによって、これまで少数のダイナミックDNSサービスにしか対応できなかったルータなどの製品が、ほぼすべてのサービスに対応できるようになる。

　自宅サーバーやネットワーク家電、ゲーム機など、自宅にあるネットワーク機器は増加する一方であるため、便利なサービスの登場で活用方法が広がる可能性もある。

関連情報

■URL
　 DNS-O-Matic（英文）
　 http://www.dnsomatic.com/
　米OpenDNS公式ブログの該当エントリー（英文）
　 http://blog.opendns.com/2007/12/02/announcing-dns-o-matic/

（青木大我 taiga@scientist.com ）
2007/12/04 12:40

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