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Office 2008 for Macシリーズ
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マイクロソフトは5日、Mac OS X用Officeのスイート製品「Microsoft Office 2008 for Mac」を2008年1月16日(米国時間15日)に発売すると発表した。参考価格は通常版が49,800円、アップグレード版が28,000円。Mac OS X 10.4.9以降に対応する。
また、デジタル資産管理ソフト「Expression Media」を同梱した上位製品「Microsoft Office 2008 for Mac Special Media Edition」は通常版が52,800円、アップグレード版が32,800円。3ライセンスを含む「Microsoft Office 2008 for Mac ファミリー&アカデミック」は通常版のみで22,800円。
Office 2008 for Macには、ワープロソフト「Word 2008」、表計算ソフト「Excel 2008」、プレゼンテーションソフト「PowerPoint 2008」、メール/PIMソフト「Entourage 2008」、インスタントメッセンジャー「Microsoft Messenger for Mac」が含まれる。WordとExcelは単体製品としても発売。価格は両ソフトとも通常版が27,800円、アップグレード版が12,800円。発売日は2008年2月8日。
Office 2008 for Macは、IntelプロセッサとPower PCプロセッサの両環境でネイティブに稼動するユニバーサルアプリケーションとして提供される。また、Macおよびアップル純正ソフトとの連携機能や、Windows Vistaの新しい日本語フォント「メイリオ」も用意。さらに、Windows版「2007 Office system」と同じグラフィックエンジンを搭載し、より表現豊かなドキュメント作成が可能になっているという。
● Macユーザーに究極の生産性と安心を提供したい
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マイクロソフト執行役ホーム&エンターテイメント事業本部リテールビジネス事業本部長の五十嵐章氏
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マイクロソフト執行役ホーム&エンターテイメント事業本部リテールビジネス事業本部長の五十嵐章氏は、「マイクロソフトがMac版のアプリケーションを出して23年になる。今回発売することになったOffice 2008 for Macのポイントは3つある」と話す。
1つ目は、「Macユーザーに究極の生産性と安心を提供するため、Windows版Officeとの互換性はもちろん、マイクロソフトとして初のユニバーサルアプリケーションであること」。2つ目は、「昔から製品コンセプトにしている“Mac First, Mac Only”の通り、ユーザーインターフェイスをよりMacライクにし、Mac版ならではのユニークな機能を追加したこと」。3つ目は、「家庭向けのエディションを用意したこと。新Macユーザーに本体と一緒に買ってもらいたい」と述べた。
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Mac向け製品の歴史
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Mac製品専門部隊
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Mac向け製品のコンセプト
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マイクロソフト リテールビジネス事業部コンシューマ製品部エグゼクティブプロダクトマネージャの仲尾毅氏
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マイクロソフト リテールビジネス事業部コンシューマ製品部エグゼクティブプロダクトマネージャの仲尾毅氏は、同社が取り組んできたMac向け製品の歴史や、Mac製品専門部隊について説明。さらに、最近のMac関連の話題を紹介した上で、Office 2008 for Macのデモを行なった。
Mac版ならではの機能としては、ドキュメントで使用したい写真を画像管理ソフト「iPhoto」から選択できることや、作業自動化ツール「Automator」との連携を説明。このほか、PowerPointで作成したファイルを「iPod touch」に書き出すことも可能になった。「外出先など、どこでも手元でプレゼンテーションできる」(仲尾氏)。
Word 2008のデモでは、デザインレイアウト機能を紹介した。これはテキストや画像をページ上に自由に配置してレイアウトできるもの。「さまざまな素材を使って文書を作る時、PowerPointを使う人がいる。Wordで任意のレイアウトにする方法がわからないといった声が多く、それを簡単にできるようにした」(仲尾氏)。デザインレイアウト機能は、従来Wordにある機能を使いやすくしているため、同機能を使って作ったドキュメントは、他のWordでも開けるし、編集も可能という。
PowerPointのデモでは、Office 2008 for Macの各ソフトに新搭載された「エレメンツギャラリー」を紹介した。用途や目的に応じたアプリケーション内のツールにアクセスできる機能で、PowerPointの場合は、スライドテーマやスライドのレイアウト、画面切り替えなどの編集ツールを表示する。ツール内では、使用できるテンプレートや効果をサムネイルで表示するため、編集結果がイメージしやすい。さらに、編集ツールに応じたパレットを自動表示し、より細かな編集が行なえる。また、2007 Office systemの「SmartArt」も搭載。メニューから使いたい効果を選択するだけで、グラフィカルな表現が可能になる。
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Wordのデザインレイアウト機能
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PowerPointのSmartArtグラフィック
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Automatorとの連携
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iPod touchに書き出し可能
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Wordのエレメンツギャラリー
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PowerPointのエレメンツギャラリー
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マイクロソフト シニアプロダクトマネージャの竹内洋平氏は、Office 2008 for Mac Special Media Editionに同梱されるExpression Mediaについて説明した。さまざまなファイルを総合的に管理できるほか、画像ファイルに関しては、同ソフトで簡単な補正も行なえる。「店頭では4万円近くする製品だが、Office 2008 for Mac Special Media Editionであれば、Office 2008プラス3,000円で入手できることになる」とアピールした。
最後に仲尾氏は、「製品の完成は12月13日頃で、1月16日の発売が決まった。発売記念イベントも開催する。現在、開発チームも追い込み作業に入ってきた。昔は英語版を作ってから、各国語版を作っていたが、昨今は始めから世界の開発チームが一緒になって作っている。『Macworld』の期間中に発表できるように頑張っている」と語った。
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Expression Media
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Office 2008 for Macのスケジュール
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アップグレード対象製品
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3292
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・ 「Office 2008 for Mac」日本語版は2008年1月下旬に発売(2007/09/26)
( 野津 誠 )
2007/12/05 19:11
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