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セキュリティベンダー「G DATA」が日本市場3カ年計画


 G DATA Softwareは6日、「日本市場 3カ年計画」と題したプレスカンファレンスを開催した。同社は、サイバーリンクトランスデジタルと提携し、セキュリティ対策ソフト「G DATA」2008年版のパッケージ3製品を11月30日に発売。プレスカンファレンスでは、両社の提携シナジーや今後の主な展開について説明した。


日本でも成功すると確信する

 ドイツのG DATA Software AGは、1985年に創業したセキュリティソフトウェアベンダー。同社のフランク・ハイスラー代表取締役は、会社の概要や歴史、ヨーロッパでのプロモーション展開などを紹介し、「我々のミッションは、ユーザーに対して常に最新の技術を提供すること、ハイテクと使い辛さのギャップを少なくすること、国際的なビジネスを展開すること。そして、ITセキュリティ分野でグローバルリーダーになることを目指す」と述べた。

 また、「日本でも成功することを確信している」と語り、その理由として、「日本は3G携帯電話やハイビジョンテレビなどの普及でわかるように、消費者の最新技術に対する感度が高い。さらに、品質に対してこだわりがある。その点、G DATAは品質に自信を持っており、日本のユーザーにも受け入れられるだろう」とした。品質を裏付けるものとして、G DATA製品がヨーロッパで獲得した賞の数々を紹介し、「ウイルス検出率が評価されている」とアピールした。

 日本での販売は、サイバーリンクトランスデジタルと提携して行なう。提携理由については、「サイバーリンクトランスデジタルの吉田社長は、日本のトレンドマイクロの元社長であり、セキュリティ分野での経験や実績を持っている。ソフト販売での知識もある」と述べた。今後の日本展開については、「まず、2007年にコンシューマ向け製品を販売し、2008年は企業向け製品を販売する。2009年の目標では、市場シェアを5%から8%へと伸ばすほか、リセラーパートナーは150社まで拡大したい」とした。


G DATA Software AGのフランク・ハイスラー代表取締役 ヨーロッパでのプロモーションで使用した広告 G DATA Softwareの日本市場3カ年計画

マルチメディアでの強みを生かし新分野進出

サイバーリンクトランスデジタル プロダクトマーケティンググループの松本龍氏
 サイバーリンクトランスデジタル プロダクトマーケティンググループの松本龍氏は、同社とG DATA Softwareのシナジー効果について説明した。

 G DATA製品を扱うことになった理由は、「弊社では、海外で有名なソフトやコアな技術を持つソフトなど、ユニークな商材を扱っている。G DATAは海外で評価されており、製品自体の品質が高い。G DATA製品が持つオンラインゲームユーザー向けの機能などは、弊社の強みであるマルチメディア関係のソフトやユーザーとのシナジーが見込める」と述べた。

 営業に関しては、「G DATA製品の性能面を売りにしていく。ブランドはこれからだが、中身で勝負していきたい」と話す。「オンラインゲーム最適化機能もアピールしていきたい。マルチメディアソフトでの経験を生かしながら、ゲームやエンターテイメント関係のベンダーとも協力していきたい」とした。

 今回の提携によるサイバーリンクトランスデジタルのメリットについては、「既存の動画、音楽分野に加えて、セキュリティ分野に進出できる。また、既存のマルチメディアユーザーに、セキュリティの面からアプロ―チできる」と説明。さらに、「オンラインゲーム最適化機能を生かし、ゲームベンダーとの新しい提携やビジネスモルを模索できる」とした。

 一方、G DATA側のメリットとしては、「マルチメディア製品に強い弊社と組むことで、今までとは違った切り口でエンターテイメント分野にアプローチできる。加えて、日本の特殊なリテール市場を知るパブリッシャーと提携することで、製品の開発に専念できる」とした。


G DATAとの提携理由 G DATA製品のターゲット層

USBメモリにセキュリティソフトを内蔵した新製品

 日本法人G DATA SoftwareのJag山本代表取締役社長は、サイバーリンクトランスデジタルとの提携に関する補足として、「日本市場に最適化した技術とニーズをキャッチアップしたい」とコメント。「今後、日本でナンバーワンクオリティの製品を提供できるようにしていきたい」とした。

 また、新製品「G DATA TotalCare USB」を紹介。USBメモリにセキュリティソフトを内蔵したもので、PCにUSBメモリを挿入するだけで、管理者権限のないPCでもウイルスチェックが可能になる。G DATA TotalCare USBは、Knoppix OSでソフトを起動し、バックアップもUSBメモリ内に行なう。容量は1GB。発売は2008年春の予定で、価格は未定。「パッケージ製品のG DATA TotalCare 2008(8,190円)に、プラス2,000〜3,000円の価格を考えている」という。

 このほか、G DATA Software AGインターナショナルマネージャーのミヒャエル・ツィマー氏は、ビジネス向け製品について説明した。「弊社はコンシューマ向け製品のイメージが強いが、収益の多くはビジネス向け製品。マイクロソフト製品を使う企業に特化した展開をしている」という。加えて、エンタープライズ版G DATAシリーズに関しては、「日本ではサイバーリンクトランスデジタルとローカライズを進め、発売時は3カ月評価キャンペーンなども実施したい。政府機関や教育施設へは特別価格での提供も考えている」とした。


G DATA SoftwareのJag山本代表取締役社長 G DATA Software AGインターナショナルマネージャーのミヒャエル・ツィマー氏

「G DATA」2008年版のパッケージ3製品 G DATA TotalCare USB(パッケージは海外版)

関連情報

URL
  G DATA Software
  http://www.gdata.co.jp/
  G DATA製品詳細(サイバーリンクトランスデジタル)
  http://software.transdigital.co.jp/security/gdata/

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( 野津 誠 )
2007/12/06 17:30

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