米Googleの子会社で動画共有サイトの米YouTubeは10日、広告収入をクリエイターと分配する「YouTube Partner Program」への参加資格を、米国とカナダ在住の一般クリエイターに拡大すると発表した。
これまで、YouTube Partner Programに参加し、広告収入の分配資格を得ていたのは、YouTubeの中でも特に人気があり、視聴回数の多いコンテンツのクリエイターに限られており、その多くはプロだった。
今回、参加資格が緩和され、YouTubeで人気のあるコンテンツを投稿しているクリエイターなら誰でも、YouTube Partner Programに申し込みできるようになった。申し込み後にYouTubeがPartner Programへの参加を認めるかどうかは、そのクリエイターがYouTube内で記録した動画の視聴回数や購読回数、利用規約に常に準拠している作品を投稿しているクリエイターかどうかなど、これまでの実績が評価される。
Partner Programに参加すると、投稿作品のうちどの作品から収入を得たいかを選択でき、その横に表示される広告のクリックに応じてYouTubeと広告収入を分配することができるようになる。
現在、すでに100以上のクリエイターがPartner Programに新たに参加しているとされる。YouTubeでは、視聴回数が100万回を超える動画を記録しているパートナーは、毎月数千ドルの利益を得ていると説明している。現在のところ、このPartner Programは米国とカナダ在住のクリエイターにしか参加資格はないが、将来的には他国のクリエイターにも門戸を開く計画があるとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.youtube.com/press_room_entry?entry=2vouE85O_qI
YouTube公式ブログの該当記事(英文)
http://www.youtube.com/blog?entry=TjbF_qRdIyM
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/12/11 11:51
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