長崎県平戸市は10日、同市のホームページが不正アクセスを受け、10月18日から11月30日までにトップページが21回にわたって改竄されていたことを明らかにした。
平戸市によれば、10月18日に市職員がホームページを閲覧できないことを確認。同日、調査したところ、トップページに不正なコードが埋め込まれていることが判明した。10月18日から11月7日、および11月29日から12月3日までにホームページにアクセスしたユーザーは、ウイルスに感染した恐れがあるという。この間、1,683件のアクセスが確認されているが、「ウイルス感染による個人情報漏洩などの被害は確認していない」(平戸市)。
平戸市では10月19日から11月7日にかけて、「悪質なソフトが埋め込まれた可能性があった」という理由から、サーバー入れ替えなどの対応を実施。しかし、その後も新たな改竄が発覚し、12月3日から4日にかけて改竄検知ソフトを導入するなどの対応をとった。以降、改竄は行なわれていないが、合計21回の改竄が確認されている。
なお、平戸市では10月18日時点でホームページが改竄され、アクセスしたユーザーがウイルスに感染する危険性を把握していたが、事実を公表したのは12月10日だった。事実公表が遅れた理由について平戸市は、「改竄に対する復旧作業で手が回らなかった。即座に発表すべきだった」とコメントしている。
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ニュースリリース
http://www.city.hirado.nagasaki.jp/city/info/prev.asp?fol_id=11978
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