アップルは13日、脆弱性を修正した「QuickTime 7.3.1」をリリースした。Windows Vista/XPおよびMac OS X 10.3.9以降に対応する。危険度の高い脆弱性を修正しているため、アップルではすべてのユーザーに対してアップデートを推奨している。
QuickTime 7.3.1では、合計3件の脆弱性を修正。このうち1件は、QuickTimeのRTSPに関する脆弱性で、既にこの脆弱性を悪用した攻撃も登場するなど、危険な状態となっていた。他の2件の脆弱性は、QTLファイルの取り扱いとFlashメディアの取り扱いに関するもので、これらも任意のコードの実行が可能な危険度の高いものとなっている。
QuickTime 7.3.1は、アップルのダウンロードサイトからダウンロード可能。また、Mac OS Xの場合はOSの「ソフトウェア・アップデート」から、Windowsの場合はソフトウェアの「Apple Software Update」からそれぞれ入手可能となる予定。
関連情報
■URL
QuickTime for Windows
http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/quicktime731forwindows.html
QuickTime 7.3.1 for Leopard(Mac OS X 10.5以降)
http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/quicktime731forleopard.html
QuickTime 7.3.1 for Tiger(Mac OS X 10.4.9)
http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/quicktime731fortiger.html
QuickTime 7.3.1 for Panther(Mac OS X 10.3.9)
http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/quicktime731forpanther.html
■関連記事
・ QuickTimeに新たな危険度の高い脆弱性、実証コードも公開済み(2007/11/26)
・ QuickTimeの脆弱性を悪用する攻撃を確認、トレンドマイクロが注意喚起(2007/12/07)
( 三柳英樹 )
2007/12/14 11:59
- ページの先頭へ-
|