インターネットイニシアティブ(IIJ)とNTTドコモは、IIJがドコモからFOMAのネットワークを借り受け、MVNO(仮想移動体通信事業者)として法人向けデータ通信サービスを展開することで基本合意に達したと発表した。
IIJでは、2008年1月を目途に、FOMAの卸売り回線を使った下り3.6Mbpsの法人向けデータ通信サービス展開する予定。また今後、モバイルデータ通信を導入する法人ユーザーに対し、データ通信端末からネットワーク、データセンターでの業務システムの保守運用を一元的に提供するアウトソーシングサービスを提供していく予定。
通信料金など、サービスの詳細については、契約回線数に応じたプランやトラフィック量に応じたプランなど現在検討段階としており、2008年1月にも明らかにされる見込み。
なお、NTTドコモでは、IIJがドコモのHSDPA網を利用し、FOMAのデータ通信端末を活用した最初のMVNO事業者であるとアナウンスしている。同社は12月10日、日本通信が発表した新サービスの中で、「ドコモ3Gで初のMVNO」と記載された件に違和感を示していた。ドコモでは、今回のIIJに限らず、MVNOとして回線を使いたい企業と協議していく方針という。
関連情報
■URL
IIJのニュースリリース
http://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2007/1217.html
NTTドコモのニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/071217_01.html
関連記事:日本通信の「ドコモ3Gで初のMVNO」発表に、ドコモは難色[ケータイ Watch]
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/37598.html
( 津田啓夢 )
2007/12/17 19:27
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