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楽天、「Ruby」を使った会員専用ページ「my Rakuten BETA」公開


my Rakuten BETA
 楽天は18日、会員専用ページ「my Rakuten」をリニューアルし、「my Rakuten BETA」を公開した。オープンソースのプログラミング言語「Ruby」を用いており、ユーザーが表示するコンテンツを編集できる。

 my Rakuten BETAでは、「楽天市場」のランキング情報、「楽天トラベル」のエリア特集など、楽天グループが提供する117種類のサービスメニューから好みのコンテンツを選択・表示できる。コンテンツはドラッグ&ドロップで並べ替え可能。なお、以前のmy Rakutenは、各サービスへのリンク集であり、ユーザー自身で編集することはできなかった。

 my Rakuten BETAは、オブジェクト指向プログラミング言語Rubyと、Webアプリケーションの開発フレームワーク「Ruby on Rails」を用いて開発された。Rubyの採用により、他のプログラミング言語であるJavaやPHPを利用した従来の開発プロセスに比べ、工数を約3割削減することができたという。楽天がRubyを使用したサービスを本格的に開始するのは、今回が初めてになる。

 Rubyは、まつもとゆきひろ氏が開発した国産のプログラミング言語。まつもと氏は、ネットワーク応用通信研究所および楽天技術研究所のフェローでもある。楽天では、2007年1月に、Webアプリケーション開発の生産性向上の一環として、Rubyを用いてアプリケーションを構築する「Ruby プロジェクトチーム」を立ち上げた。プロジェクトチームはRuby on Railsを用い、大規模なトランザクション処理や高度な情報セキュリティ処理に対応したアプリケーションなどの開発に取り組んでいるという。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.rakuten.co.jp/info/release/2007/1218.html
  my Rakuten BETA
  http://my.rakuten.co.jp/


( 野津 誠 )
2007/12/18 16:43

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