ウェブルート・ソフトウェアは11日、2008年12月の「国内スパイウェアランキングトップ10」を発表した。ランキングは、ウェブルートが無償提供しているオンラインスパイウェア検索ツール「Spy Audit」で収集したデータを基にしている。
アドウェアのランキングは、1位が広告を表示する「Hotbar/Zango」、2位が詐欺的ソフトウェアの「DriveCleaner」、3位が広告を表示する「Mirar WebBand」となった。
2位の「DriveCleaner」と6位に入っている「ZeroVirus」は、いずれも偽のセキュリティソフト。ZeroVirusのサイトは、ソフトを配布するだけでなく、ユーザーを信用させるため、セキュリティ情報サイトのようになっているという。
トロイの木馬のラインキングは、1位がバックドアを仕掛ける「Trojan DNSChanger」、2位がワンクリックウェアの「Trojan Hachilem」、3位がバックドアを仕掛ける「Trojan-Relayer-NextPart」となった。
1位の「Trojan DNSChanger」と、2位の「Trojan Hachilem」は、ビデオコーデックを装ってインストールさせようとするもの。ウェブルートでは、こういった手法について、「以前は特定の領域に興味を持った人がターゲットにされていたが、現在ではより多くの人がターゲットにされている」と指摘している。
関連情報
■URL
ウェブルート・ソフトウェア
http://www.webroot.co.jp/
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( 野津 誠 )
2008/01/11 13:24
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