米AdventNetは14日、同社が提供しているWebアプリケーション群「Zoho」において、Wikiアプリケーションの「Zoho Wiki」が日本語に対応したと発表した。
Zoho Wikiは2007年12月25日に日本語化が発表されていたが、今回、Zoho Wiki機能改良の1つとして改めて発表されたほか、そのほかにも多くの改良があわせて発表されている。
Zoho Wikiはこれまで英語でのみ提供されていたが、日本語と中国語のユーザーインターフェイスが提供されるようになった。デフォルトでは、ブラウザの言語設定にあわせてユーザーインターフェイスが切り替わるようになっているため、通常はZohoアカウントにログインするだけで、日本語のユーザーインターフェイスを利用できる。Zohoでは将来的にはさらに多くの言語に対応したい考えだ。
大きな改良点としては、ページごとにパーミッション設定を変更できるようになったことが挙げられる。これまでは一度Wikiを作成すると、そのWiki全体を非公開にするか公開にするか、リードまたはライト許可を設定するかを決定しなければならなかった。しかしこの改良によって、非公開Wikiの中に、すべての人がアクセスできるページを設けることなどができるようになった。さらにWiki管理者は、ページが編集されたりコメントが加えられた時に、メールを受け取るように設定することもできる。この設定はスパムを防ぐためにCAPTCHA技術が採用されている。
そのほかに、これまでページタイトル名しか変更できなかったのに対して、ページ名全体が変更できるようになった。サイドパネルに表示されるページをたたんで非表示できるようになるなど、ユーザーインターフェイスも改良されている。
さらに、これまでURLやキャメルケース(初期のWikiではアンダーバーで結ばれた英単語、例えばcamel_barなどと表記される)がデフォルトでリンクになるように設定されていたが、これがオプションに変更された。URLやキャメルケースをリンク設定したい場合には、管理者が別途設定する必要がある。
Zohoではすでに11のサービスが日本語化されており、2008年1月から4月にかけてさらにメールサービスの「Zoho Mail」、オンライン投票サービスの「Zoho Poll」、オンライン試験サービスの「Zoho Challenge」など6つのサービスが日本語化される予定だ。
関連情報
■URL
Zoho Wiki
http://wiki.zoho.com/
Zoho公式ブログの該当記事(英文)
http://blogs.zoho.com/announcements/zoho-wiki-page-level-permissions-navigation-tree-japanesechinese-ui/
■関連記事
・ Webベースアプリ「Zoho」、オフィススイートなど11サービスが日本語化(2007/12/25)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/01/15 13:17
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