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「ルートキットバスター」の偽ソフトが出現、トレンドマイクロが警告


 トレンドマイクロは15日、rootkitを検出・削除する同社のソフトウェア「ルートキットバスター」を偽って、メールアドレスを不正に収集しようとするウイルス「TROJ_FAKEBUSTR.A」が流通しているとして、同社のセキュリティブログで警告した。

 ルートキットバスターは、悪質なソフトウェアの存在を隠蔽するrootkitと呼ばれる手法を用いたウイルスなどを検出・削除するためのソフトウェアで、トレンドマイクロが無償で配布している。

 トレンドマイクロでは、このルートキットバスターを偽ったウイルス「TROJ_FAKEBUSTR.A」が流通していることを確認。ウイルスパターンファイル4.943.00以降により、検知に対応したとしている。

 TROJ_FAKEBUSTR.Aは、ルートキットバスターを偽った画面を表示するとともに、ユーザーの名前とメールアドレスの入力を求める画面を表示。これらの情報はトレンドマイクロではない第三者に送信されるため、メールアドレスを不正に収集することが目的と見られている。

 トレンドマイクロでは、ルートキットバスターのダウンロードにおいてはいかなる情報の提供も求めておらず、ダウンロードはトレンドマイクロの正規サイトから行なうよう注意を呼びかけている。


関連情報

URL
  トレンドマイクロセキュリティブログの該当記事
  http://blog.trendmicro.co.jp/archives/1274
  「ルートキットバスター」の正規配布サイト
  http://jp.trendmicro.com/jp/support/extermination_tool/rkb-licence/index.html

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トレンドマイクロが「ルートキットバスター」無償公開、Storm Wormを検出(2007/01/23)


( 三柳英樹 )
2008/01/15 16:06

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