ECサイトなどを狙った大規模な攻撃が英国を中心として発生しているとして、海外のセキュリティベンダーなどが注意を呼びかけている。
米Trend Microは14日、英国を中心としたECサイトに大規模な攻撃が行なわれていることを確認したことを、同社セキュリティラボの公式ブログで報告。攻撃はECサイトなど正規のサイトをなんらかの方法で改竄し、不正なJavaScriptを埋め込む形で行なわれている。
埋め込まれたJavaScriptは、QuickTimeやInternet Explorerなど複数の脆弱性を悪用し、ユーザーにトロイの木馬を送り込もうとする。このため、これらの脆弱性が存在するPCでサイトにアクセスしたユーザーが、トロイの木馬に感染する被害に遭う。また、この攻撃ではJavaScriptのファイル名にランダムなものを用いるなど、対策を困難にするための工夫が施されているという。
Trend Microでは、現在この攻撃については調査中であり、2008年にはこうした商用サイトへの攻撃が多発するだろうと警告している。
関連情報
■URL
TrendLabs Malware Blogの該当記事(英文)
http://blog.trendmicro.com/e-commerce-sites-invaded/
( 三柳英樹 )
2008/01/15 20:26
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