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Macを狙う偽セキュリティソフトが登場、F-Secureが報告


「MacSweeper」の画面(F-Secureのブログより転載)
 フィンランドのF-Secureは15日、Macを狙う偽セキュリティソフトが発見されたことを明らかにした。このソフトは「MacSweeper」というもので、ユーザーのMacから危険なファイルを駆除するよう求める。Macに問題がなくても常に修復および駆除するよう警告することが特徴で、問題を解決するには正規プログラムを購入する必要があるとして、金銭をだまし取ろうとする。

 F-Secureの15日付のブログによれば、MacSweeperはいったんインストールされると、ユーザーのMacが脅威にさらされているという偽の警告をランダムにポップアップ表示するという。しかしF-Secureでは、MacSweeperが詐欺ソフトである理由として、いくつかの事実を示している。

 まず、ユーザーがWindows PCでMacSweeperのサイトにアクセスして「スキャン」ボタンを実行しても、Macにしか存在しない「system_root/home」フォルダなどにセキュリティの脆弱性が発見されたと告知する点だ。さらに、MacSweeperのサイトにある会社概要が、Symantecの会社概要から社名を変えただけである点も紹介している。

 偽セキュリティソフトについてF-Secureでは、過去数年はWindowsが狙われてきたが、それ以外のOSでは確認されなかったと指摘。今回、Mac向けの偽セキュリティソフトが発見されたことについては、Macユーザーが増えたことにより狙われたのではないかと分析している。Macユーザーは今後、Windowsユーザーが長年悩まされていたソーシャルエンジニアリングに注意を向ける必要が出てくるだろうとしている。


関連情報

URL
  F-Secureのブログ記事(英文)
  http://www.f-secure.com/weblog/archives/00001362.html

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( 増田 覚 )
2008/01/16 20:13

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