アッカ・ネットワークスは16日、イー・アクセスより現任取締役3人の不再任と新任取締役4人の選任を求める書面を受領したことを公表した。
この書面は、アッカ・ネットワークスの筆頭株主となったイー・アクセスが、3月に開催予定の第8回定時株主総会における株主提案として送付したもの。アッカ・ネットワークスでは、提案については取締役会で検討した上で対応を発表したいとしている。
提案では、アッカ・ネットワークスの現任取締役のうち、代表取締役社長の木村正治氏、副社長の湯崎英彦氏、財務経理部長の廣野公一氏の3人を、取締役として再任しないことを要求。新任取締役として、イー・アクセスの役員・従業員4人を選任することを求めている。
アッカ・ネットワークス広報によれば、2007年12月末に株式の大量保有に関する報告書によって、イー・アクセスが株式を買い増していることが判明したため、意思を確認するために連絡を取っていたが実現しないうちに、今回の提案が郵送で届いたという。このため、アッカ・ネットワークスではイー・アクセスの意思を確認した上で、今後10日間前後で取締役会において提案への対応を決めたいとしている。
イー・アクセス広報では、今回の提案はアッカ・ネットワークスの経営権を取得することが目的ではなく、あくまでも純投資の一環として、株主価値を向上させるためのものだと説明。今後、株式のTOB(公開買い付け)などを行なうかについては、将来については完全に否定するわけではないが、現時点では考えていないとした。イー・アクセスでは、今回の提案内容などの詳細資料を、18日にWebでも公開するとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(アッカ・ネットワークス、PDF)
http://www.acca.ne.jp/ir/info/080116.pdf
ニュースリリース(イー・アクセス)
http://www.eaccess.net/cgi-bin/press.cgi?id=683
■関連記事
・ イー・アクセス、アッカ・ネットワークスの現取締役不再任を求める株主提案(2008/01/16)
・ アッカの筆頭株主がイー・アクセスに(2008/01/16)
( 三柳英樹 )
2008/01/17 12:57
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