ICANNは18日、トップレベルドメイン(TLD)の割り当てや、ドメイン名の紛争解決などにオークションプロセスの導入を検討していることを発表し、そのためにオークションの専門家を募集している。
ICANNは2007年に、シングルレタードメイン名の割り当てに関連して、オークションプロセスの導入が有効であるとの意見を得ていたが、今後、オークションを実際に導入するとすればさらなる専門的な知識が必要となるため、今回オークションの専門家を募集することになった。
どのようなやり方でオークションを行なうかについては、現時点で検討段階にあるにすぎない。しかしこれまでの検討結果としてICANNスタッフは、新しく人気のあるgTLDの応募段階で複数の企業応募者が同じ文字列を巡って対立した場合の紛争解決に関しては、オークションプロセスの導入が唯一の解決策になると考えている。
そのほかにもICANNでは、オークションプロセスを導入することを検討する分野として、倒産したレジストラやレジストリのデータを効率的に廃棄する仕組みや、シングルレターセカンドレベルドメイン名割り当て問題に利用することも検討している。
ICANNが募集したオークションの専門家は、オークションデザイン、運営、実装に関して経験を積み、通信やインターネットあるいはドメイン名、エネルギーやインフラなどアセットオークションの経験があることが望ましいとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.icann.org/announcements/announcement-18jan08.htm
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/01/21 11:25
- ページの先頭へ-
|