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京都府警
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京都府警生活経済課ハイテク犯罪対策室と五条署は24日、ファイル交換ソフト「Winny」を通じてテレビアニメを権利者に無断でアップロードし、送信できる状態にしていた男性3人を、著作権法違反の容疑で逮捕した。京都府警と調査に協力したコンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が24日、明らかにした。逮捕された男性のうち1人は、テレビアニメの画像を利用したウイルスを作成し、流通させていたという。
男性3人のうち大阪府の大学院生(24歳)は、テレビアニメ「CLANNAD(クラナド)」の静止画像を利用し、いわゆる「原田ウイルス」の亜種と見られるウイルスを作成した行為について、著作権法違反の容疑で逮捕されている。
この男性は、取り込んだ静止画に「まだ懲りずにP2P使って楽しんでるお馬鹿なヲタ野郎はマジ殺すww」などの文字を重ね、実行するとこの画像を表示するとともにデータの破壊などを起こすウイルスを作成。これをWinnyネットワークにアップロードした。警察の調べによると男性は、「ウイルスを作ったのは僕です。CLANNADを使ったのは話題性があるからです」などと供述し、事実を認めているという。
コンピュータウイルスを他人に実行させる目的で作成する行為を罰する法律については、2004年に共謀罪の創設などとともに刑法を改正する法案(犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律案)が国会に提出されているが、現在でも審議中となっている。このため、現時点ではウイルスの作成行為そのものを直接的に罪に問う法律は無く、今回の男性も著作権法違反の容疑で逮捕されている。
また、大阪府の会社員男性(39歳)と兵庫県の無職男性(35歳)がそれぞれ、テレビアニメ「アイドルマスター XENOGLOSSIA」「機動戦士ガンダム00」の動画を無断でWinnyネットワークにアップロードしたとして、著作権法違反の容疑で逮捕された。警察の調べによれば、2人とも容疑を認めているという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www2.accsjp.or.jp/news/news080124.html
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( 三柳英樹 )
2008/01/24 17:43
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