米Microsoftは24日、ユーザー生成コンテンツの共有化を目指す「DataPortability.org」への参加を発表した。DataPortability.orgは、個人がインターネット上に置いているコンテンツやデータを、安全にプライバシーを保ちながら、自由に動かすことができる仕組みを確立することを目指している。これは特に、SNSなどのユーザー生成コンテンツにおいて重要であると考えられている。
DataPortability.orgには、既に米Googleと米Facebookが1月8日に参加を表明しており、今回Microsoftが参加したことにより、より多くの企業に受け入れられる可能性が出てきた。
Microsoftでは、DataPortability.orgに参加する決定を下した背景として、人こそがオンライン世界の中心に位置するものであり、テクノロジーやインターネットはそのために利用されるべきであるという考え方が、ここ数年にわたって論じられてきたことにあるとしている。
発表文では、「Microsoftは、データポータビリティー、セキュリティー、プライバシーが適切にバランスが取られていることは、業界にとって不可欠であるとMicrosoftは考えている。これをうまく成し遂げるためには、全てのメジャーなWebサービスの参加を必要としている」とコメントし、業界他社のさらなる参加を呼びかけている。
関連情報
■URL
米Microsoft dev.live公式ブログの該当エントリー(英文)
http://dev.live.com/blogs/devlive/archive/2008/01/24/203.aspx
DataPortability.org(英文)
http://www.dataportability.org/
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/01/25 12:07
- ページの先頭へ-
|