マイクロソフトは25日、1月30日に開始予定としていた「Office 2003 Service Pack 3(SP3)」日本語版の自動更新による適用を延期すると発表した。自動更新による適用の新たな開始日については未定で、決定次第通知するとしている。
マイクロソフトでは、Office 2003の各製品向けの更新プログラムなどをまとめた「Office 2003 SP3」を、2007年9月19日に無償提供を開始し、マイクロソフトのダウンロードセンターやWindows Updateなどで配布を行なっていた。
マイクロソフトでは、Office 2003 SP3のWindows UpdateまたはMicrosoft Updateを通じた自動更新による適用については、当初は2008年4月に開始するとアナウンスしていたが、より早く多くのユーザーに適用してもらいたいとして、2008年1月30日に開始日を前倒しにすると発表していた。
マイクロソフト広報部では、自動更新による適用開始を延期した理由について、Office 2003 SP3ではセキュリティ上の問題により、一部の古い形式のファイルを開けないようにする措置を取っているが、適用開始の前倒しをアナウンスした後に、これらのファイルを開きたいという要望が企業などから寄せられたためと説明。
現在、この問題については、Office 2003 SP3を適用した場合の対応方法について案内を行なっており、近日中に自動更新による適用を開始する予定としている。
関連情報
■URL
Office 2003 Service Pack 3
http://www.microsoft.com/japan/office/previous/2003/editions/prodinfo/2003sp3.mspx
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・ 「Office 2003 SP3」の自動更新による適用、開始を2008年1月30日に前倒し(2007/12/25)
( 三柳英樹 )
2008/01/25 20:20
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