イー・アクセスは28日、アッカ・ネットワークスに対して請求していた株主名簿の開示について、開示を拒否されたことを明らかにした。
イー・アクセスは、1月11日時点でアッカの13.10%の株式を保有する筆頭株主となっており、1月16日にはアッカの現経営陣の退任とイー・アクセスの4人を新たに取締役として専任することを求める株主提案を行なったことを発表。アッカの株主に対して提案への賛同を呼びかけるとともに、アッカに対しては株主名簿の開示を求める請求を行なっていた。
アッカでは、開示を拒否した理由について「イー・アクセスが実質的な競争関係にある事業を営んでいるため」と説明(会社法第125条第3項第3号)。イー・アクセスでは、この拒否理由が違法とは考えていないとしたものの、1)株主全体の利害に直結する重大事項の存在およびその趣旨を早期に通知すること、2)イー・アクセスに寄せられた委任状の記載内容を事前に確認すること――の2点が困難になるため、残念に感じているとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.eaccess.net/cgi-bin/press.cgi?id=687
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( 三柳英樹 )
2008/01/28 18:08
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