エルゴソフトは28日、パッケージソフト事業を終了すると発表した。Mac OS X用の日本語ワープロ「egword Universal 2」「egword Universal 2 solo」、日本語入力システム「egbridge Universal 2」の販売を同日で終了する。なお、オンラインによるユーザーサポートは2009年1月31日まで提供する。
エルゴソフトでは、「創業以来一貫してMacにおける日本語環境の向上に務めて参りました。とりわけ日本語ワープロ『egword』ならびに日本語入力システム『egbrigde』シリーズはMacintoshが登場した1984年から24年の長きにわたり、ユーザーの方々から高い支持を受けて参りました」とコメント。しかし、Mac OS Xにおける日本語環境の成熟などから、パッケージソフト事業を終了する時期であると判断したと説明していている。
エルゴソフトの親会社であるコーエーによると、エルゴソフトの2005年3月期の売上高は2億400万円、2006年3月期は1億3,500万円、2007年3月期は1億6,600万円。撤退の理由として、「Mac OS Xにおける日本語環境の成熟や日本国内でのMacintosh市場の低迷などから、事業の継続が困難と判断した」としている。エルゴソフトは今後、2009年1月をめどに、ビジネスソフト事業の営業活動を終了する予定だという。
関連情報
■URL
エルゴソフト
http://www.ergo.co.jp/
ニュースリリース
http://www.ergo.co.jp/news/withdrawal.html
コーエーのニュースリリース(PDF)
http://www.koei.co.jp/html/press/pdfs/20080128.pdf
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( 永沢 茂 )
2008/01/28 19:04
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