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Map view
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米Googleは28日、検索結果の表示方法を改善するための実験プロジェクトを公開した。
Googleの実験的プロジェクトを公開する「Google Labs」において、「Experimental Search」として公開されている。参加したい場合は、このページの「Join this experiment」ボタンをクリックすることで、すぐに参加できる。
検索結果の表示方法はこれまで、該当するページを上から順番に表示する以外に劇的な変化が見られていない。そこでGoogleでは今回、「Map view」「Timeline view」「Info view」という3つの表示方法を加えることを検討している。
Map viewは、地図上に検索結果を表示したい場合に使える。例えば、ニューヨークでジャズを聞きたい場合に、ニューヨークの地図上にジャズが聞ける場所を一覧表示できる。左側に検索結果が、右側に地図が表示される。地図をズームしたり、ドラッグして移動したりすると、左上部に「Update」ボタンが表示されるので、その地図の状況に合わせて最新情報を検索結果として表示できるようになる。
Timeline viewは、検索結果に日付などが多数含まれる場合に利用できる。歴史的な出来事やオリンピックなどのイベントの検索に使用すると便利だ。ページのいちばん上には時系列グラフが表示され、検索結果が多い年代や日付の棒グラフが高く表示される。グラフをクリックすると、日付の範囲などを絞り込んでいくことができる。
Info viewは、検索結果の表示方法を大幅に変えることはしない。その代わりに、右側にいくつかのオプションメニューが表示される。例えば、日付やロケーション、イメージなどである。日付のメニューをクリックすれば、検索結果を日付によって絞り込むことができるし、イメージをクリックすれば検索結果に関連する画像を表示することができる。
Experimental Searchは現時点で、日本語での検索には対応していないようだ。Googleでは実験に参加するよう呼びかけると同時に、検索結果上部に表示される「Take our survey」というアンケートページに回答してくれるよう呼びかけている。
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Timeline view
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Info view
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関連情報
■URL
Google Experimental(英文)
http://www.google.com/experimental/index.html
Google公式ブログの該当記事(英文)
http://googleblog.blogspot.com/2008/01/introducing-new-search-views.html
■関連記事
・ 米Googleが検索結果表示の統合を発表、画像やニュースなど一覧可能に(2007/05/17)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/01/29 12:43
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