米Yahoo!は30日、Yahoo! OpenIDプロバイダーサービスの公開ベータテストを開始したと発表した。
30日には、日本のヤフーもOpenID発行サービスを開始したばかりだ。米Yahoo!の発表によると、今回の公開ベータテスト開始により、Yahoo!アカウントを保有する2億4,800万ユーザーがOpenID 2.0技術を利用できるようになるとしている。
OpenIDとは、複数のユーザーIDとパスワードを覚えなければならない不便さを解決するために開発された技術だ。OpenIDを採用したサイトでログインする場合には、入力欄に「yahoo.com」などと入力してYahoo!を選択してから、Yahoo!のユーザーIDとパスワードでログインする。そうすることで、もとのWebサイトにログインしたままの状態で戻ることができる仕組みだ。これを利用することによって、ユーザーIDとパスワードを多数覚える必要がなくなる。
米Yahoo!では今回、英語版の公開ベータテスト開始したが、非英語版のサービスもすでに17カ国で公開しており、さらなる多くの言語で国際化を進めていく予定だ。
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■URL
Yahoo! Developer公式ブログの該当記事(英文)
http://developer.yahoo.net/blog/archives/2008/01/yahoo-openid-beta.html
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/01/31 11:51
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