矢野経済研究所は31日、アフィリエイトサービス市場動向に関する調査結果を公表した。2007年度の市場規模は、前年度比135.0%の697億9,000万円に達する見込みだという。内訳はPC向けが468億9,000万円(同137.7%)、携帯電話向けが229億円(同152.5%)。
過去の市場規模と比べると、2004年度が180億円(前年度比231.3%)、2005年度が337億5,000万円(同187.0%)、2006年度が517億円(同153.2%)と引き続き増加したが、伸張率では鈍化傾向が見られた。ただし、今後も年度平均25%程の成長が続き、2010年度では1,325億円の市場規模に達すると予測している。
調査は、アフィリエイトサービスプロバイダーおよびアフィリエイトサービス提供企業18社を対象に、同社専門研究員による面接取材を実施した。
このほか調査では、インターネットユーザーの広告に対する意識調査も実施。同社のモニター会員9,801人を対象に、Webアンケートで回答を収集した。それによれば、サイト・ブログを開設していると回答したのは38.7%、さらに広告も掲載している人は全体の17.8%だった。サイト・ブログ開設者の半数近くが、広告を掲載していることがわかった。
関連情報
■URL
アフィリエイトサービス市場動向に関する調査結果(PDF)
http://www.yano.co.jp/press/pdf/330.pdf
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・ 2005年度のアフィリエイトサービス市場規模は約314億円~矢野経済研究所(2006/02/20)
( 増田 覚 )
2008/01/31 18:25
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