トレンドマイクロは4日、2月のバレンタインデーはウイルスに狙われやすいイベントだとして、ウイルス解析担当者によるブログにおいて注意を呼びかけた。
ブログの記事では、バレンタインデーに関連した不正プログラムは毎年のように登場しているが、2008年には「NUWAR」の亜種がバレンタインを想起させる手法で頒布されていると警告。1月中旬頃から、大きなハート形の画像を表示するサイトにユーザーを誘導し、「WITH_LOVE.EXE」「WITHLOVE.EXE」といったプログラムをダウンロードさせようとするスパムメールが確認されており、現在頒布されているスパムでは誘導されるサイトの画像がチョコレートのお菓子のように変化しているという。
過去にもバレンタイン関連では、2002年には「Are you (名前) my valentine?」という件名でワームメールを送信する「VBS_NUMGAME.A」、2005年には「Happy Valentine's day」などの件名でワームメールを送信する「WORM_KIPIS.E」など、毎年のように同様の手口の不正プログラムが登場しており、トレンドマイクロでは注意を呼びかけている。
関連情報
■URL
トレンドマイクロ ウイルス解析担当者ブログの該当記事
http://blog.trendmicro.co.jp/archives/1295
WORM_NUWAR.BKに関する情報
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM%5FNUWAR%2EBK
( 三柳英樹 )
2008/02/04 19:49
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