ソニーは6日、日本国内における顧客対応の強化を目的とした新会社「ソニーカスタマーサービス株式会社」を4月1日に設立すると発表した。同社のコンシューマエレクトロニクス製品を対象に、製品購入前の質問から購入後の使い方相談や修理対応までを一貫して行なう。
ソニーの従来の顧客サポート体制は、購入前の問い合わせ先である「お客様ご相談センター」を管轄するソニーマーケティング株式会社と、製品購入後の使い方相談や修理の対応を担当するソニーイーエムシーエス株式会社に分かれていた。新会社はこれら2社の機能と人員を統合。「一元的なオペレーションを実現することで、より迅速かつ質の高いお客様対応を目指す」としている。資本金は1億円でソニーが100%出資、社員数は約700人。
ソニーではすでに2月1日、フリーダイヤルによる電話窓口を開設。1)買い物に関する相談、2)使い方に関する相談、3)修理に関する相談、4)総合的な相談──という4つのダイヤルが用意されており、ユーザーにとっては、担当会社の違いを意識することなく問い合わせや相談を行なえるようになっているという。今後は、顧客データベースを一元化すれば、製品購入前の問い合わせに対しても、その顧客がすでに所有している他のソニー製品との連携機能を説明・提案していくことも可能になると見ている。
なお、Webによるサポートについては、すでに同社の製品情報サイト「SonyDrive」において製品ごとにFAQなどを提供しているが、今後、より情報を参照しやすいような方法も検討したいという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200802/08-017/index.html
( 永沢 茂 )
2008/02/06 16:03
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