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JPCERT/CC、日本のISP騙るフィッシングに注意 |
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JPCERTコーディネーションセンター（JPCERT/CC）は7日、国内の銀行やISPを騙るフィッシングサイトについて注意を促した。「ISPのフィッシングサイトは、これまでとは異なった傾向」という。 JPCERT/CCによれば、1月28日より銀行やISPのフィッシングサイトに関する報告を複数受理しているとのこと。ISPのフィッシングサイトでは、WebメールにログインするためのIDやパスワードを入力させようとする事例が報告されているという。 また、フィッシングサイトにて詐取したIDやパスワードの送信先として国内のフリーメールアドレスが使用されている事例も報告されている。これらフィッシングサイトは、海外に設置されたサーバーだけでなく、日本国内に設置されたサーバーでも公開されている。なお、フィッシングサイトに悪用された具体的な銀行名やISP名は公表していない。 JPCERT/CCでは、フィッシングサイトのIPアドレスを管理している事業者や管理者、ドメイン保有者と連携し、フィッシングサイト閉鎖の対策を行なっている。ただし、サイトを閉鎖することができても、すぐに同様のフィッシングサイトが、同じドメイン名で別のIPアドレスで公開されるなど、根本的な解決は容易ではないという。「各サーバー管理者、ISPなどが連携することが重要」としている。 JPCERT/CCは、ユーザーへの注意喚起として、「サイトへのアクセスを促し、IDやパスワードの入力を要求する不審なメールには注意すること」「アクセスするサイトのドメインを確認すること」「フォームで個人情報を入力する際は、サイトの安全性を確認すること」を挙げている。また、サーバー管理者に対しても、ユーザーのアカウントやパスワード管理などに注意するよう呼び掛けている。 関連情報 ■URL ニュースリリース http://www.jpcert.or.jp/at/2008/at080002.txt
（ 野津 誠 ）
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