はてなは14日、2008年4月に本社を京都に移転すると発表した。今後は、主要事業であるインターネットサービス開発に携わる人員を京都本社に集める。現在の東京オフィスは、営業拠点として存続する。
また、これまで米国子会社のHatena.Inc立ち上げのために渡米していた代表取締役の近藤淳也氏も、主な活動拠点を京都に移し、サービス開発に集中する。Hatena Inc.は存続し、今後の海外進出の足がかりとする予定という。
はてなは2001年に京都で創業し、2004年に東京に移転。2006年には米カリフォルニア州のシリコンバレーにHatena.Incを設立している。
近藤氏によれば、Hatena Inc.の体制が整ったほか、現在の企業規模で複数の拠点で開発を進めることが難しいと判断したことから帰国を決意。本社移転については、今後の開発拠点について検討した結果、「ものづくりに集中するためには創業の地である京都が最適」と考えたという。京都本社では、学生や他の企業、海外からの人材を受け入れ、インターネットサービスの充実を図りたいとしている。
「今回の京都移転によって、はてなの新しい発展の契機をつかむと同時に、いずれは京都が日本のシリコンバレーのような場所となり、インターネット産業の流れを変えることができればと考えている。」(近藤氏)
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■URL
ニュースリリース
http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatenapress/20080214/1202969302
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( 増田 覚 )
2008/02/14 18:55
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