米Googleのユーザーは比較的ネットで買物をする額が大きく、反対にYahoo!ユーザーは年齢層がGoogleよりも若く、ネットショッピングに費やす金額も小さい──。このような暫定的な調査結果を、米調査会社HitwiseのアナリストであるHeather Hopkins氏が15日、ブログで発表した。
 
  Hopkins氏は2月9日付で、Yahoo!ユーザーの方がGoogleユーザーよりも年齢層が若いとする調査結果を既に発表していた。今回の調査は、これとあわせて経済的な背景を調査したものだ。
 
  まず、米Yahoo! Searchのユーザー年齢層を調べてみたところ、25歳から34歳の年齢層が23.13%と最も多かった。これに対して米Google.comでは、35歳から44歳の年齢層が22.93%と最も多かった。つまり、Googleの方がより年齢層が高く、Yahoo! Searchは年齢層がより若いということができる。
 
  また、Hopkins氏は、Experian社のデータをもとに、インターネットで使用する金額の多さと、それぞれのサーチエンジンのユーザー層をグラフにプロットしてみた。Experian社のデータは、500ドルをインターネットで使う傾向がどれだけあるかを調べたものだ。
 
  その結果、Yahoo!ユーザーはネットで費やす費用が少ない層が非常に多いのに対し、Googleで最も多い利用者層は、非常に高い確率で500ドルを使用する傾向があることが判明した。
 
  このことは、Google利用者の方が、ネットショッピングにより積極的であることを示唆しているように思える。Hopkins氏はまた、このことが両サーチエンジンの年齢層と関係がある可能性についても示唆している。
 
  これらのデータはいずれも米国内のYahoo! SearchとGoogle.comに関して調査されているものであるため、日本国内について同様のことがいえるかどうかについては定かではない。
  関連情報
 
 
■URL 
  Hitwiseアナリスト公式ブログの該当記事(英文) 
  http://weblogs.hitwise.com/us-heather-hopkins/2008/02/yahoo_search_draws_younger_aud.html
 
 
 
( 青木大我 taiga@scientist.com )
 
2008/02/18 14:02
 
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