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楽天2007年決算、EC・トラベル事業が好調も金融事業の影響で営業減益 |
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楽天は15日、2007年通期（2007年1月～12月）の連結決算を発表した。売上高は2,139億3,800万円で前年から5.2％増加となったが、クレジット・ペイメント事業で利息過払い金返還に備えた引当金を一括計上したことなどにより、営業利益は1億1,800万円（前年度比99.6％減）、経常利益は23億7,600万円（同92.2％減）と大幅に減少した。一方、保有株式を売却したことで、当期純利益は368億9,800万円と前年度の27億200万円から大幅に増加した。 事業別では、「楽天市場」などのEC事業が、売上高755億1,200万円（前年度比30.9％増）、営業利益195億4,100万円（同10.7％増）。「楽天トラベル」などのトラベル事業が、売上高129億900万円（同23.4％増）、営業利益60億400万円（同28.9％）。いずれも利用者の増加に伴い、増収増益となった。 一方、「infoseek」などのポータル・メディア事業は、広告収入の伸び悩みにより売上高は75億1,000万円（前年度比11.7％減）と減少し、開発関連費用の増加もあって営業損失3億6,200万円（前年度は3億9,300万円の利益）の赤字となった。 また、「楽天KC」などのクレジット・ペイメント事業は、利息過払い金返還に備えた引当金を一括計上したことや、楽天KCの会社分割などにより、売上高は701億9,500万円（前年度比11.7％減）、営業損失は251億7,500万円（前年度は61億4,900万円の損失）。「楽天証券」などの証券事業も、株式相場の低迷による手数料収入の落ち込みにより、売上高305億5,600万円（前年度比24.6％減）、営業利益57億4,600万円（同62.6％）となった。 関連情報 ■URL 楽天 投資家向け情報 http://www.rakuten.co.jp/info/ir/ ■関連記事 ・ 2008年春めどに「楽天市場」が海外進出～三木谷社長が決算発表会で（2007/11/15）
（ 三柳英樹 ）
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