NHKや民放各社で構成する地上デジタル放送推進協会(Dpa)は、地上デジタル放送の新録画ルール「ダビング10」の運用について、6月2日午前4時に開始する方針を明らかにした。19日に開かれた総務省の情報通信審議会で、Dpaが報告した。
デジタル放送の録画ルールは現在、番組をレコーダーに1度だけコピーできる「コピーワンス」ルールで運用されている。ダビング10では、録画した1番組を9回までのコピー、10回目でムーブというルールが適用されるようになる。
ダビング10運用開始にあたりDpaは19日の情報通信審議会で、1)3月に予定されている受信機録画機の接続テスト、2)4月に予定されている衛星折り返しテスト――で問題がないことを確認する必要があると報告。また、Dpaの技術委員会では、これらの日程にあわせてダビング10に関するARIB技術資料改定案を策定している。
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ニュースリリース
http://www.dpa.or.jp/news/news080207.html
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( 増田 覚 )
2008/02/20 20:06
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