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国内インターネットトラフィックの推移
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総務省は21日、国内におけるインターネットのトラフィック量の集計・試算結果を公表した。2007年11月時点では、国内ブロードバンド(DSL/FTTH)契約者のダウンロードトラフィック総量を平均約800Gbpsと試算した。トラフィック量の把握を開始した2004年11月から約2.5倍に増えたという。
今回のデータは、ISP6社(IIJ、NTTコミュニケーションズ、ケイ・オプティコム、KDDI、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコム)や学界の協力により集計したトラフィック量をもとに試算したもの。ISP6社のブロードバンド契約者のダウンロードトラフィック総量を339.8Gbps、ISP6社のシェアを41.8%と推計し、国内のブロードバンド契約者のダウンロードトラフィック総量を812.9Gbpsと試算した。
ブロードバンド契約者のダウンロードトラフィックは、3年前から約2.6倍増加。また、ダウンロードとアップロードの比率は3年で約1.2倍に広がったことから、総務省では、ダウンロード型の利用が引き続き主流になると予測している。2007年11月の時間帯別のダウンロードトラフィックは、従来と変わらず21~23時に分布していた。
トラフィックの傾向としてはこのほか、2006年11月以降に国外のISPから流入するトラフィックが急増しており、2006年5月からの1年半で約2倍に増加。その結果、国外ISPからの流入トラフィックが、国内主要IX以外で交換するトラフィックを上回った。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080221_3.html
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・ 国内ブロードバンドユーザーのトラフィック総量は721.7Gbps、総務省試算(2007/08/22)
( 増田 覚 )
2008/02/21 16:14
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