米Adobe Systemsは25日、アプリケーション実行環境「AIR」の正式版を公開した。AIRは英語版のみの公開で、日本語版は2008年半ばに公開予定。また、同時にWebアプリケーション開発環境「Flex 3」の提供も開始した。
AIRは、HTMLやAjax、Flash、PDFなどのWeb技術を利用したアプリケーションの実行環境。複数のOSで共通のアプリケーション環境として利用できる。アプリケーションの開発者側には、既存のWeb技術を活用してデスクトップアプリケーションが開発でき、ローカルファイルへのアクセスや、他のデスクトップアプリケーションとの連携などが可能となる。
AIRの正式版は、Windows版とMac OS X版が用意されており、現時点では英語版のみが公開されている。Linux版と、日本語など多言語に対応したバージョンについては、2008年半ばに提供予定としている。
Flex 3は、AIRおよびFlash向けのアプリケーションを構築するための統合開発環境。オープンソース版は「Flex 3 SDK」として無償でダウンロード可能。また、製品版は「Adobe Flex Builder 3」として販売される。Adobe Flex Builder 3の価格は、Standard版が30,000円、Professional版が85,000円。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.adobe.com/jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200802/20080226_air_flex.html
Adobe AIR
http://www.adobe.com/products/air/
Adobe Flex 3
http://www.adobe.com/products/flex/
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( 三柳英樹 )
2008/02/26 12:43
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