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米Yahoo!、米Microsoftの買収提案に伴い7件の株主訴訟


 米Yahoo!は27日、2007年度の年次報告書を発表し、米Microsoftが提案した買収に関連して、合計7つの株主訴訟を抱えていることを明らかにした。2008年2月1日から2月11日の間に4つ、さらに2月11日以降に3つの訴訟が起こされたとしている。

 最初の4つの訴訟は、Yahoo!とYahoo!の取締役会、および何人かの執行役員を相手取って起こされた。

 このうち2つの訴訟では、Microsoftが2月1日に行なった買収提案は不適切であり、Yahoo!取締役会はMicrosoftの提案に好意的な態度を取ることによって、株主からの信認義務を履行しなかったとしている。さらに残り2つの訴訟では、Microsoftや他の潜在的な交渉相手と、過去または現在において交渉することに失敗したことに関する株主信任義務不履行の責任を問われている。

 2月11日以降に起こされた3つの訴訟では、Microsoftがさらに提案を追加してくるかどうかに関する情報を株主に十分に知らせることなく買収提案を拒絶し、そのことによって、Yahoo!が株主のためではなく自信の保身のために行動していると主張。さらにそのうち1つの訴訟では、取締役会がこの取引を妨害するために、従業員や株主に対する報酬策などをとり決める行動を行なったと批判している。

 Yahoo!では、これらの訴訟の中で提起されている訴えが真実であるとは考えていないが、今後訴訟費用や他の金銭的負担が生じることがあるとして、法的リスクの1つとして年次報告書に記載している。


関連情報

URL
  米SECに提出された書類(英文)
  http://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1011006/000089161808000121/f37158e10vk.htm


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/02/28 11:47

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