米Googleは28日、オンライン上で医療情報を管理できるサービス「Google Health」を発表した。現在は開発中で、数カ月以内に一般公開するという。同社の公式ブログで明らかにした。
Google Healthは、サードパーティのサービスを組み込んでいることが特徴で、ユーザーは医療機関が提供する処方箋や検査結果の記録などを自動的にインポートし、Google Healthを通じてアクセスできる。異なる医療機関の診察記録も集約可能になるという。また、開発中のユーザーインターフェイスが公開されており、メイン画面では「Google Healthのプロフィールに追加」「医療記録をインポート」「健康管理ツールを探す」「医者を探す」などの項目が見られる。
このほか、社内の諮問委員会「Google Health Advisory Council」では、医療情報を扱う際のプライバシーポリシーを作成した。ユーザーの承諾がない限り医療情報を共有・販売しないことなどを明言している。諮問委員会は2007年6月に設立、社内外から集めた医療分野の専門家で構成されている。
なお、Googleでは2月21日、オハイオ州にある医療機関のCleveland Clinicと提携し、患者が自分の医療情報にアクセスできるプラットフォームを試験提供することを発表していた。同社ではこの試験提供のフィードバックを反映して、数カ月中にGoogle Healthを一般公開したいとしている。
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「Google Health」のログイン画面
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「Google Health」のユーザーインターフェイス
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関連情報
■URL
Googleの公式ブログ(英文)
http://googleblog.blogspot.com/2008/02/google-health-first-look.html
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・ 米Googleが医療情報の管理システムを試験提供、医療機関と提携で(2008/02/22)
( 増田 覚 )
2008/02/29 16:56
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