東北インテリジェント通信(TOHKnet)は3日、WiMAXの固定系地域バンドの無線局免許を総務省東北総合通信局に申請したと発表した。2,587MHz帯の無線アクセスによる15Mbpsのインターネット接続サービスを、秋田市の一部で2008年度第3四半期に提供開始する計画。料金は未定。
基地局を設置するのは、秋田市雄和芝野新田。雄和地区は高速インターネットサービスが提供されておらず、TOHKnetでは2007年2月28日から、WiMAXによる実証実験を東北総合通信局から受託して実施してきた。その結果、WiMAXがデジタルディバイド解消の有効な手段であることを確認できたとし、WiMAXによる高速インターネットサービスを提供することにした。
対象となるエリアには、488世帯がある。TOHKnetによると、東北地方では人口集積度が低く、光ファイバで高速インターネットサービスを提供するには多額の経費がかかるという。同社では今後、デジタルディバイドを抱える地域において、光ファイバの代替手段としてWiMAXの活用を検討していくとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.tohknet.co.jp/p_mod/news/getnewsext.php?n_id=83
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( 永沢 茂 )
2008/03/04 20:14
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