マカフィーは5日、ウイルスと不審なプログラム(PUP)の2月における検知数ランキングを発表した。同社が5万社以上に提供している「McAfee Managed Total Protection」で捕捉した情報をもとに算出した。
ウイルスでは「Generic!atr」が、企業数で791社、マシン数で2,563台と、いずれも最多だった。USBメモリなどの外部メディア経由で感染するワーム「W32/Autorun.worm」ファミリーが生成するautorun.infを検知したものだ。Generic!atrは、検知ファイル数でも11,948件と、前月から倍増している。
このほか、古い脆弱性を突いてインストールされる“パスワードスティーラー”がランクインしており、古い脆弱性の対策をしていないユーザーが多いことが想定されるとしている。
PUPでは、「Generic PUP.g」が企業数で756社、マシン数で1,152台で最多。ファイル数では、「Exploit-MIME.gen.c」が74,278件で最多だった。上位10種のランキングは、多少の順位変動はあるものの、ほとんど変化ないという。PUPについてはWeb経由のソフトウェアをダウンロードする際に持ち込まれるケースが多いため、フリーツールには注意するよう呼びかけている。
関連情報
■URL
マカフィー
http://www.mcafee.com/japan/
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( 永沢 茂 )
2008/03/05 19:58
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