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ForesMessenger
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フォーエスは、Adobe AIRを利用したインスタントメッセンジャー(IM)「ForesMessenger」を7日に公開した。対応OSはWindows Vista/XP、Mac OS X 10.5。同社サイトから無償ダウンロードできる。
ForesMessengerは、アドビシステムズが提供するアプリケーション実行環境「AIR」上で動作するIM。起動時に名前とグループを設定して、メッセージの送受信が可能。同アプリケーションをダウンロードしたユーザー全員とチャットできる。ForesMessengerは、フォーエスのリッチインターネットアプリケーション(RIA)開発・研究プロジェクト「FORES Labs」の成果として公開した。
ForesMessengerでは、ユーザー全員のIPアドレスが表示される。これについてフォーエスは、「IP Messengerと同じような表示・操作を行なうことを示すためにIPアドレスを表示しており、現状では自社サーバーに導入して使用する社内ツールとしての利用を想定している」と説明。ただし将来的には、一般のインターネットユーザーが広く使えるようなツールとして提供することも考えており、その際はセキュリティ上、IPアドレスを非表示にし、荒らし対策としてサーバーでIPアドレスをログに記録できるようにするなどの改良も検討するという。
ForesMessengerは、近日中に同社サイトでプログラムソースの提供も行なう予定。フォーエスでは、「プログラムソースはオープンソースを考えている。RIA向けのメッセージングソフトウェア『BlazeDS』のライセンスに合わせて、オープンソースライセンス(LGPL)で公開するつもり。データベースなどを一切使用しない作りなので、Tomcatさえあれば動作できる」としている。
関連情報
■URL
ForesMessenger
http://www.fores.jp/labs/labs_part03.html
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・ 「AIR」でRIAを推進、アドビ2008年度戦略説明(2008/02/27)
( 野津 誠 )
2008/03/11 11:50
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