米iPassは12日、世界における2007年下期の公衆無線LANの利用動向についてのレポート「iPass Mobile Broadband Index」を発表した。世界3,000社以上のiPassユーザーのセッションデータを基にとりまとめた。
これによると、公衆無線LANの利用が急増している地域として、中南米が前年同期比133%の成長を遂げたという。また、都市別では、東京が前年同期比118%の成長で、ニューヨークを抜き、ロンドン、シンガポールに次ぐ第3位になった。
利用されている場所は、空港が総セッション数の45%を占めた。また、ホテルも29%に伸びた。このほか、駅・列車内での利用が前年比217%と急増しており、「列車通勤が必須となっているロンドンと東京が特に貢献した」という。
なお、日本で公衆無線LANの利用が多い場所トップ10は、成田空港、羽田空港(国内線ターミナル)、品川インターシティ、JR東京駅(東海道新幹線)、マクドナルド武蔵中原店(神奈川県川崎市)、JR品川駅(東海道新幹線)、JR仙台駅(2階びゅうプラザ)、広島空港、大阪国際空港、JR名古屋駅(東海道新幹線)の順だったという。空港やターミナル駅などの中、マクドナルド武蔵中原店は上期に続いて5位に入っている。
関連情報
■URL
iPass Mobile Broadband Index(英文)
http://www.ipass.com/mobileindex
関連記事:アイパスが公衆無線LANの利用動向データを公開。日本は世界7位 [Broadband Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/19583.html
( 永沢 茂 )
2008/03/12 19:33
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